高麗人参について

高麗人参ですが、今では男性、女性に関係なく多くの人が、その効用を知っている漢方とされています。

高麗人参は漢方薬に調合されることもあるほど、滋養強壮において高い効果を発揮する食材です。また、高麗人参は煎じて飲むことが多いと思われていますが、料理に含まれることもある食材として知られています。ただ、煎じて飲むようにしないと消化が早まらないことも多いため、薬剤として調合されているものの多くは、粒状になっているものが多いのです。

高麗人参の基礎知識となりますが、オタネニンジンと言われているウコギ科の植物ではなく、植物の根っこが高麗人参です。こちらを乾燥させたものが市場に出回っているのですが、野菜の人参と同種ではありませんので注意してください。というのも、滋養強壮を高めてくれる栄養素がビッシリと、高麗人参には詰まっているからです。

高麗人参に含まれる栄養素には、カルシウム、鉄分、亜鉛、カリウム、ビタミンB群、アミノ酸が存在します。これらの栄養素が多く含まれているため、体力の増強に良いだけでなく、男性としての力強さを局部に宿したいというケースでも、高麗人参は使用されているのです。

補足となりますが、亜鉛、アミノ酸が欠乏している場合、血の巡りが悪くなってしまうこともあるので、その面でも高麗人参は注目されています。これらの栄養素は簡単に摂取することが難しく、且つ自然由来の食材から得たほうが、吸収率が高まりやすいことでも有名です。しかも、高麗人参には先ほどのビタミンB群などが98種類も含まれているため、年齢とともに欠乏していく栄養素を、高麗人参だけでまとめて摂取することも可能なのです。

また、高麗人参で注目されている栄養素はサポニンです。サポニンには、滋養強壮として活力向上、美容効果、精神を癒す効果があるため、今では漢方薬としてだけでなく、西洋医学においても研究が進められている栄養素なのです。サポニンを多く摂取されていると、アンチエイジング効果を得られることもあるのですが、注目すべきは体力そのものに自信が持てるようになることです。

中高年の男性の中には、夜の営み中に持続力の低下を経験している人もいるのですが、そのような人ほど薬などに頼って、無理に局部を元気にされている人もいます。ですが、薬に対して耐性が付きやすい体質の人も多く、そのような男性ほど何度も同じような薬の購入、そして体内への投与を繰り返し、最終的にはどのような薬であっても効果時間が短く、男性として不能なのではないかという気持ちが込み上げ、人によっては精神病にかかってしまう人までいるのです。

しかし、高麗人参は自然由来の食材でもありますし、今までに漢方、料理で使用されている歴史ある食材でもあるのです。そのため、今では長期にわたって体に良い影響を与えてくれるとされている、そんな高麗人参を信じて、健康のために栄養を得ている人が増えてきているのです。

長い歴史を持つ高麗人参

高麗人参の歴史ですが、すでに2000年以上の歴史があるとされています。

高麗人参は万能食として愛されてきた背景があるのですが、この背景には、次のような理由が存在するとされています。まず、高麗人参は位の高い人物（皇帝など）も食されているため、他の食材と比較してありがたみに大きな違いがあるとされていました。また、高麗人参は高級品でもあるので、お祝いの席でも振る舞われることが多く、段々と多くの人の間で食べられることが増えていったという、そのような歴史さえも存在するのです。

日本と高麗人参の関わりについてですが、8世紀の頃に、高麗人参は日本に渡ってきたとされています。8世紀には正倉院の建造も行われているのですが、正倉院では野生人参の貯蔵も行っており、高麗人参には海を超えた歴史さえも数多く存在するのです。過去では、治療薬として高麗人参を使うケースも多く、その際には、煎じて飲むような処方が一般的であったとされています。

しかも、高麗人参は海外だけでなく、日本でも栽培されている食材の1種です。栽培は江戸時代の頃から始まったとされているのですが、海外と同じで、日本でも位の高い人物が良く食べていた食材とされ、徳川家康が愛用していたという記録まで存在します。

高麗人参の選び方

体に大きな影響を与えてくれる高麗人参ですが、以下のような選び方を知っていると、さらに上手に自分に合った良い高麗人参を選び出せるようになるでしょう。

高麗人参の選び方その1ですが、高麗人参は韓国産のほうが高級で、且つ信用も高いという状況です。韓国産の高麗人参は栄養価が高いため、今でも高級品として珍重されることが多いのです。韓国産は他の国では見られないほど、サポニン、サポニン以外の栄養素が多く含まれているため、活力向上だけでなく、治療においても高い実績を残している食材とされています。

高麗人参の選び方その2ですが、通常の人参のようにみずみずしさで選ぶのは良くありません。高麗人参は1年根、2年根のような呼び方が存在するのですが、高級品として扱われているものは6年根に多いとされています。6年根には多くのサポニンが含まれているため、サポニンにより、男性として大事な部分の活性化を考えているのであれば、1年根や2年根よりも6年根を選ぶようにしましょう。

補足となりますが、混ぜものと言われている高麗人参も存在します。成分表を見るとわかりますが、1年根や2年根が混じっている高麗人参のパックも存在するので、成分も確かめてから、高麗人参の購入を行ったほうが堅実です。

高麗人参の選び方その3ですが、選ばれているのは紅参（こうじん）です。高麗人参は加工方法にも注意しなければいけないのですが、その際に確認すべき項目は、紅参として販売されているかどうかです。紅参には多くのサポニンが含まれているのですが、紅参に関しても100％の紅参か、それとも他の加工により100％ではない紅参なのかをチェックしたほうが良いでしょう。今では人気の高い商品ということもあり、似通った商品が増えていることにも着目したほうが良いのです。