アルギニンについて

アルギニンは男性らしさを増強してくれる栄養素として知られています。ですが、元々は以下のような面で優れている栄養素として、多くの人が摂取していたとされていますので、良ければアルギニンの基礎知識、歴史を学んでいただければと存じます。

まず、アルギニンはアミノ酸の1種です。また、体内でも合成されているのですが、それほど多く合成できるアミノ酸ではないので、食事、もしくはアルギニンを配合しているサプリメントを通じて、上手にアルギニンを摂取する必要があるのです。

また、アルギニンは健康的な肉体であれば合成される量が多くなるというのは、根拠のない情報なので信用しないほうが良いでしょう。近年では、年齢に伴って合成されるアルギニンの量は減っていくため、人によっては体調は悪くないのに、アルギニン不足になりながら生活されている人もいるのです。

若い時は成長を促すアミノ酸の1種でもあるため、アルギニンは適切に合成されているとされています。しかし、歳を重ねるごとに必要なアルギニン量が減っていき、それに伴って合成されるアルギニン量が減っていくという仕組みになっているのです。

アルギニンが体内に必要な理由ですが、以下のような働きがあるので必要とされています。アルギニンの効果その1ですが、成長ホルモンの合成促進で必要となるため、アルギニンは必要という見方が存在します。他にも、男性にとって大事な部分というのは、歳を重ねるごとに昔と同じ働きをしないことがあり、アルギニンを正しく摂取していないと、その問題が段々と悪化していくとされています。

つまり、男性らしさを維持する上でもアルギニンは欠かせないのです。近年では、精神的にうつになりやすい人がアルギニンを飲んでいるケースもありますし、男性にとって大事な部分が不能に近い場合も、治療目的でアルギニンを配合している薬、もしくはドリンクを使用するケースが増えているのです。

多くの人が得られるアルギニンの効果では、疲労回復、免疫力向上、身長を伸ばすといった効果があります。確実性が高いわけではありませんが、アルギニンを摂取していることで、一般の人より健康的な肉体、そして身長といった成長期に欠かせない効果を得られることがあるのです。

次に、アルギニンの歴史についてですが、アルギニンは1886年に発見されました。発見したのはドイツのシュルツ博士で、シュルツ博士はマメ科の植物の芽からアルギニンを発見したのです。

アルギニンという名前も、ギリシャ語のアルギュロス（argyros、綺麗な銀色の輝き）が語源とされています。また、近年では漢方医学においても注目されていて、婦人病、肝炎の治療において研究が進められている状況です。

アルギニンを多く含む食材

アルギニンを多く含む食材ですが、豆類、魚肉、肉類とされています。

ただ、近年ではテレビでも言われているとおり、魚肉、肉類よりも、豆類を上手に摂取したほうが良いという意見が増えています。というのも、豆類に含まれているアルギニンは、魚肉、肉類の平均の約2倍に相当するとされているからです。

実際に比較してみるとわかるのですが、大豆たんぱくは7000mg、湯葉は4400mg、高野豆腐は4200mgとなっており、かつお節は4000mg、しらす干しは2500mg、くるま海老は2000mgとなっているので、魚肉（魚の加工食品も含む）と比較すると、確かに豆類のほうが多くのアルギニンを含んでいます。

肉類は魚肉よりアルギニンが少ない傾向にあり、多いとされる鶏むね肉でも1500mgしかアルギニンが含まれていません。鶏ひき肉は1500mg、鶏むね肉以外の鶏肉は1300mgとなっておりますので、上手にアルギニンを摂取したいという場合は、サプリメント、もしくは豆類を多く含むサラダなどを食べると良いでしょう。

アルギニンの上手な選び方

アルギニンの摂取量ですが、実を言うと大人の男性であれば、1日に8g以上を摂取して良いです。

子どもの場合は1日に3g以上とされているので、大人の男性のほうが多くのアルギニンを摂取できるのですが、大人の場合は、毎日のストレス、疲労が蓄積しているため、アルギニンによる体力回復も含めて、子どもより多くのアルギニンが必要とされています。

それと、最近では体力の衰えもあり男性的な部分に対して、力強さが失われていると感じている場合は、ビタミンC、ビタミンEのサプリメントと一緒に、アルギニンのサプリメントも摂取したほうが良いです。というのも、ビタミンC、ビタミンEは体の抗酸化作用を高めてくれるからです。

抗酸化作用がしっかりとしている体は細胞が衰えづらく、そのため、体を動かしていても丈夫なままでいられるとされています。歳を重ねるごとに、シワ、そばかす、シミなどが目立つようになったという男性も、男性らしさ、そして男性にとって大事な部分を強化する目的で、アルギニンを摂取してみると良いでしょう。

それと、アルギニンの上手な飲み方はサプリメント、もしくはパウダー状のものを通じて摂取すると良いです。というのも、他の栄養素と比較してすぐに体内で消化されないからです。

サプリメントは腸にまで届くカプセル型のものが多く、パウダー状のものは吸収率が高いという作りになっています。つまり、どちらも胃腸から上手に吸収されるように加工されているため、上手にアルギニンを摂取する際は、これらについても意識したほうが良いのです。

近年では、飲みやすく加工されているものもあります。バニラ味、ヨーグルト味、他にもドリンクジュースで良く見かけるオレンジ味といった、フレーバーも意識したドリンクが増えてきているのです。

ただ、アルギニンを選ぶ際は価格が60円～120円のものを購入すると良いです。1日60円以上でお飲みいただけますと案内されているものほど、実を言うと副作用についても考えられているので、安全性も意識してアルギニンを摂取するようにしましょう。

逆に、アルギニンの効能について大げさな表現が目立つものは、購入を避けたほうが良いです。例えば、1日で効果を実感、もしくは、必ず元気を取り戻せるといった案内が該当します。

近年では、サプリメントの競争率も上がっておりますので、あまり見かけないメーカーの商品は手に取らず、先ほどの値段設定を意識してアルギニンを摂取してください。そのような生活を続けられていると、自然にかなり近い形で、本来のあなたの力強さが細部に宿るようになります。